今年の12月で100週年を迎える東京駅は日本で一番駅弁が揃っており2000種類以上にもなります。

そこで、今回、フジテレビ系列で放送されている「もしもツアーズ」から、これだけ多くの駅弁の中から東京駅の駅弁のNo.1がどれかを決める企画がありました。

駅弁No.1の選考の前に、候補となる駅弁・お弁当を30種類リストアップすることが、まっぷる編集部の編集長達、じゃらん編集部スタッフ、駅弁愛好家の上杉剛嗣氏、旅行ジャーナリストの小林しのぶ氏、日本レストランエンタプライズの山田大史氏により行われたそうです。

しかし、このような番組に名前を貸しただけでも罪があるような気がします。

まず、東京駅の駅弁・弁当を販売する各施設から、30の駅弁・弁当がノミネートに選出されました。

そして、これらを審査して最終的にNo.1を決めるのが真琴つばさというタレント一人ですから、この番組の底の浅さというかいい加減さがわかります。ランキングの根拠を全く示さない、あのいい加減さで引けをとらない「ヒルナンデス!」といい勝負です。

駅弁の女王と呼称される小林しのぶ氏が決定するのなら、そのプライドからもいい加減な決定はできないのでしょうが、駅弁に何の知識も見識もないタレントの真琴つばさが選ぶことにより、どうでもランク付けができますし、事実そのようなランク付けとなっています。

また、駅弁と言っても番組のスタッフが駅弁の意味を全く理解していなくて、純粋に駅で売られている駅弁だけではなく、惣菜屋さんのお弁当まで混ぜ込んでいますので、ここでもいい加減さが出ています。

それでも、駅弁や列車に持ち込むお弁当のリストアップという観点では参考になると思います。

しかし、お店の方々が一生懸命作った駅弁やお弁当を、こんないい加減なやり方でランク付けされては、お店の方もたまったものではありません。マスコミの横暴といえば横暴でしょう。

ランク付けをするならば、駅弁が何かもわからないスタッフやタレントが決めるのではなく、誰もが納得できる販売個数や売上額、知識と責任がある駅弁評論家の意見などから決めるべきでしょう。

日本一の駅弁を決めるのが真琴つばさとはふざけすぎというか、視聴者や駅弁・弁当関係者をコケにした番組です。

そこで、当記事ではあえてこの番組で付けたランキングは何の意味もなく、かえって間違った情報を与えるおそれがあるので掲載しません。

久しぶりの低レベルのグルメ番組でした。

駅弁屋 祭

東京駅で駅弁の品数が多いのが「駅弁屋 祭」です。

全国各地の人気駅弁が170種類以上もあります。ここでは、「米沢牛炭火焼特上カルビ弁当 1500円」、「極撰炭火焼き牛たん弁当 1350円」、「峠の釜めし 1000円」、「じぇじぇじぇうに弁当 1300円」、「かきめし弁当 980円」、「元祖かに寿し 980円」、「平泉うにごはん 1000円」、「鯛の舞 1350円」、「ひっぱりだこ飯 980円」、「えび千両ちらし 1200円」、「炙りのどぐろ寿司 1680円」がNo.1候補としてリストアップされました。

◯ 鯛の舞 1350円

  • 木箱に入っている一口鯛すしです。
  • 北陸本線敦賀駅で110年間駅弁の味を継承する名物駅弁です。
  • すし飯は、米処福井県産のみ使用しています。
  • 鯛は若狭湾近海で穫れるレンコ鯛のみを厳選しています。
  • 3枚におろしたレンコ鯛を薄塩で〆ています。
  • レンコ鯛のピンクの表面部分には悪玉コレステロールを排除する効果もあるそうです。
  • ご飯は、天然の良水で炊飯しています。

◯ 炙りのどぐろ寿司 1680円

  • 越前田村屋の弁当です。
  • のどぐろは、一般的に「赤ムツ」と呼ばれ、上質の脂が特徴の白身魚です。
  • 少苦痛の間では高級魚として珍重され、「白身のトロ」と呼ばれています。
  • この高級魚のどぐろをふんだんに使用しています。

グランスタダイニング

東京駅エキナカの1階、改札内にあるグランスタダイニングにある「仙臺たんや利久」は行列ができる人気店ですが、レストランの隣にお持ち帰りコーナーがありお弁当を購入することができます。

そこでの人気駅弁は、「牛たん弁当 1365円」で、牛たんの一切れを分厚く切っても食べやすいように両面に切れ目を入れています。

大丸東京店デパ地下

東京駅八重洲口にある大丸東京店のデパ地下では、「厚切り牛たんステーキ弁当 1480円」、「ズワイ、タラバガニの豪快ミルフィーユ」、「和みカラット弁当 900円」、「長崎県対馬産 西のとろける一口煮穴子寿司 945円」、「シェフの手作りオムライス デミソース 840円」です。

◯ 厚切り牛たんステーキ弁当 1480円

  • 「牛たん かねざき」のお弁当です。
  • 牛1頭からわずか6枚しか取れない貴重な牛タンを使用しています。
  • その貴重なタン元を5日間熟成して柔らかくしています。
  • 牛タンの部位は、一番根元の部分です。
  • 注文があるたびに、店内の厨房で調理しており、焼きたてのお弁当が味わえます。
  • 貴重なタン元の厚みは約1.5cmもあります。
  • 牛タン本来の味を引き出すために旨味のある岩塩を使用しています。

◯ 長崎県対馬産 西のとろける一口煮穴子寿司 945円

  • 長崎県対馬の穴子寿司のお店「平島」のお弁当です。
  • 長崎対馬沖の天然穴子を使用しています。
  • 対馬のアナゴは肉厚で脂のノリも良く、ふっくらとした身が特徴的です。
  • これに門外不出の濃厚醤油ダレをかけます。
  • 女性でも一口で食べられるサイズです。

京葉ストリート

次に、八重洲側1階にあるショッピングストリートの京葉ストリートです。全25店舗からなっており、人気のベーカリーやスイーツショップなどがあります。リストアップされたお弁当は、「極上ステーキ重 2500円」、「東京たこめし 880円」、「漬けまぐろと本まぐろステーキ丼 1000円」です。

◯ 漬けまぐろと本まぐろステーキ丼 1000円

  • 魚力海鮮寿司のお弁当です。
  • 自分で作れるお弁当がキャッチフレーズです。
  • 添付されているタレをお弁当の区画された部分に入れて、自分の好みの時間でマグロを漬け込むということです。
  • 普通で2分~3分、濃い味が好みならば5分位漬けると良いそうです。
  • マグロは、本マグロとメバチマグロの赤身を使用しています。
  • マグロの表面を火で炙り、ステーキ状にすることで食感にアクセントが付き、2種類の味が楽しめます。

KITTE

KITTEは、今新しい観光名所として注目されており、ファッションの店や飲食店等98店舗がある商業施設です。地下1階にあるキッテグランシェでは、弁当・スイーツなど47都道府県の名店の商品が揃っています。

エントリーしているお弁当は、「どて煮弁当 800円」、「特選牛まぶし 1780円」です。

◯ 特選牛まぶし 1780円

  • 岐阜のみわ屋のお弁当です。
  • 三度美味しいお弁当がキャッチフレーズです。
  • ウナギのひつまぶしと同じような食べ方をします。
  • 一度目はそのまま、二度目には付属している刻み海苔、山椒、わさび、ねぎなどのやくみをふりかけて、最後は別売りですが出汁をかけて食べます。
  • 黒毛和牛の牛肉は、五平餅をヒントにして3種の醤油ダレを何度も付け焼きしています。
  • 注文を受けてから肉を焼くため、いつも出来たてが味わえます。

エキュート東京

エキュート東京は、東京駅のエキナカにあル商業施設です。世界に誇る日本の「イイモノ」を備えて店が集結しており、その店ならではの趣向凝らしたお弁当が揃います。リストアップされたのは、「つばめグリルデリ ハンブルグステーキ弁当 1000円」、「北海弁当 1100円」です。

◯ 北海弁当 1100円

  • つきじ喜代村プロデュースのお弁当です。
  • サーモン、イクラそしてホタテが入っています。
  • 毎朝、店頭で作ったものを販売しています。
  • 脂がのった鮭ハラスは、女性にも人気です。

最終的に真琴つばさが、東京駅No.1の駅弁を決定しましたが、このNo.1が何の意味も持たないことはお分かりでしょうからお伝えするまでもありません。

また、通常の駅弁特集番組で、きちんとした売上等のデータで裏打ちされたランキング上位の定番駅弁はほとんど上位にもなりませんでした。

このようなランキングをテレビで放映するなど駅弁ファンとしても迷惑な番組でした。

(参考画像)

駅弁の女王 小林しのぶ著 全国美味駅弁