2012年9月27日のテレビ情報番組「レディース4」(出演:大島さと子、北原照久氏)で特集された「東京駅タイムスリップツアー」から東京ステーションホテルの情報を紹介します。
東京駅の中にホテルがあるのをごぞんじですか。
その名も東京ステーションホテル。
円形のドーム空間、そして赤レンガが印象的な洋風ホテルは、1915年の開業当初から数多くの著名人が利用してきました。
文豪川端康成は、改札口を見下ろすことができるドームサイドを気に入り、ここで小説を書き上げたといいます。
その伝統のホテルが5年に及ぶ工事を終え、ついにオープンしました。
ドームサイドの部屋に行くと、ドーム空間を利用した部屋の高さは4メートルもあり開放感も抜群です。
すべての照明にシャンデリアを使い、西洋の伝統的なスタイルが取り入れられています。
部屋の窓からは、ドームの内部を見ることができます。
ドーム内部の装飾は古い資料を元に、レリーフなど細部に至るまで、見事に再現されています。
ちなみにこの部屋を外から見ると、右側の円形ドームの付近になります。
続いては、著名人たちも愛した名物料理がいただけるというレストランカメリアCamelliaへ。
ビーフシチュー2580円は、創業以来の人気メニューです。
当時の味を現代風にアレンジし新たに復活しました。
シチューの肉も厚く、柔らかくて旨味を凝縮している味です。
総料理長の石原雅弘さんによると「濃厚のように見えますが、まろやかでカロリーの低いソースになっています」。
また、白いクリームを和えた手打ちのパスタには、シチューをからめていただきます。
モチモチっとしたパスタによくからんで最高です。
そして店内にはバーも復活しました。
STATION HOTELと言う当時のロゴをそのまま使っています。
名物の赤いカクテル「東京駅」も味わうことができます。

名バーテンダー杉本壽氏とカクテル東京駅
このカクテルを考案したのが伝説のバーテンダーと言われる杉本壽氏で、東京ステーションホテル内のオークというバーでカクテルを作ってくれます。
この方は、「ひかり」や「こだま」と言うカクテルも作っており、ファンの方にとってはあの杉本氏のカクテルがまた飲めると喜ばれています。
ニューヨークのセントラルステーションで、列車の出る時間までちょっといっぱい飲んでそれから旅立つといったような小説みたいな風情も味わえます。
続いて宿泊客のみが利用できるというレストランへ。
明るくて広いところですが、天井の高さは9メートルもあります。
この広いレストランで見ることができるある特別なものとは、創建時の東京駅に使われていた赤レンガの壁と窓です。
東京駅の歴史が詰まった赤レンガは、改装後はモニュメントとしてこのレストランに飾られることになりました。
よく見ると色や形も違い、個性的で、イギリス製の鉄骨も歴史を感じさせてくれます。
東京駅の歴史を直接見て感じられるスペースはなかなか無いことから貴重な空間です。
東京ステーションホテルの部屋で使われている枕が販売されていました。
私もびっくりしましたが、なかなか東京ステーションホテルに宿泊できないかたはせめて羽毛枕でその雰囲気を体感されてはどうでしょうか。
東京ステーションホテルの羽毛枕