これが東京駅で売れる駅弁のベスト10? 「日経トレンディ」から

個人生活を刺激する流行情報誌の「日経トレンディ 2012年12月号」に東京駅にある「駅弁屋 祭」の売れ筋駅弁のランキングが10位まで掲載されていました。

「駅弁屋 祭」は、今年8月にオープンしましたが、11月の東京駅のリニューアルオープンもあり、連日、朝から大繁盛しているそうです。

「駅弁屋 祭」には、北海道から九州まで、全国の駅弁が集結しており、常時150種類以上揃えており、同店を経営する日本レストランエンタプライズ社によると「1日に8000個から1万個以上販売しており、常設の弁当屋さんでは、日本最大規模」だそうです。

東京駅内という立地から、客層は新幹線で出張するビジネス関係者や旅行者が中心で、自分用だけでなく、お土産として買われることも多いとか。

日経トレンディ12月号に掲載されている東京駅の駅弁ランキングは、「駅弁屋 祭」で2012年9月15日~23日に行われた駅弁大会の売上個数ランキングですが、大いに疑問があります。

駅弁名 メーカー 販売駅 値段
1位 牛肉ど真ん中 新杵屋 米沢駅など 1100円
2位 極撰 炭火焼き牛たん弁当 こばやし 仙台駅 1300円
3位 米沢牛炭火焼 特上カルビ弁当 松川弁当店 米沢駅 1500円
4位 海鮮小わっぱ NRE 盛岡 盛岡駅 900円
5位 宮城海の輝き 紅鮭はらこめし NRE 仙臺調理センター 仙台駅 1000円
6位 みやぎ黄金海道 こばやし 仙台駅 1000円
7位 黒毛和牛 すき焼き牛肉重 松川弁当店 米沢駅 1050円
8位 うにめし NRE 仙台調理センター 仙台駅など 1100円
9位 黒毛和牛 牛バラ肉焼き 松川弁当店 米沢駅 900円
10位 牛たん重はえぬき 松川弁当店 米沢駅 1150円

日経トレンディによると、売れ筋は牛肉を全面に押し出した「ガッツリ系の駅弁」だそうです。

1位の「牛肉どまん中」、3位に「米沢牛炭火焼 特上カルビ弁当」が入っていますが、いずれも山形県の米沢駅の名物駅弁で、牛肉をたっぷり使用したボリューム感が売りとのこと。

また、もともと品ぞろえの多い東北エリアの駅弁が強さを見せたとの日経トレンディの意見です。

それにしても、このランキングに異常さを感じるのは私だけでしょうか。

まず、新杵屋を除くと、「こばやし」、「NRE」そして「松川弁当店」この3つのメーカーだけで占められています。

しかも、ランキングを発表している「駅弁屋 祭」の親会社は、NREです。

販売駅も、仙台駅、盛岡駅、米沢駅の3つだけで全て東北に集中しています。

これで、「大改装!東京駅で売れる豪華駅弁」の副題で、ランキングを掲載したのだから大したものです。

こんな東京駅で売れている全国の駅弁ランキングだと言われても信じることができません。

たとえ、「駅弁屋 祭」の売上がこうだったとしても、駅弁の並べ方ひとつとっても、自社の弁当や松川弁当店の弁当を最前列に並べれば、売れるのは当たり前でしょう。

誰が見ても客観性に乏しいこんなランキングを、読者に東京駅の駅弁ランキングと錯覚させるような記事は載せるべきでしょうか。

日経トレンディの見識も疑うような記事だと思います。

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