2013年3月26日に放送された「ガイヤの夜明け」では、今も人が殺到する東京駅の魅力をレポートしていました。
番組の概要は次のとおりです。
丸の内では、今や名物となっている写真を撮る人が大勢います。一体何を撮っているのかというと東京駅丸の内駅舎です。
5年もかけ、創建当時の姿に復元された東京駅。国の重要文化財に指定されているとあって駅舎を見るために多くの人々が訪れています。
あまりの人気に、東京駅探索ツアーも組まれているほどです。古くて新しい東京観光の新名所となっています。
リニューアル直後、東京駅の乗降客数が3割以上増えたと言います。
東京駅のドーム下に来ると、新しいのに古さを残している姿に感動します。
東京駅の中にある東京ステーションホテルは、大正4年、1915年に開業したものですが、今回の東京駅の復元とともに2012年10月にリニューアルオープンしました。
部屋のドアも重く、重厚感があって大変よい雰囲気です。ドームサイドルーム 1泊 38,115円~の部屋の中に入ると、天井が高くてシャンデリアもあります。
そして部屋の窓からの眺めは、ドーム下のフロアがあり、駅の中のホテルであるということを実感させてくれます。
このタイプの部屋は、ドームサイドルームと呼ばれていますが、東京ステーションホテルならではの光景が目の前に広がります。東京ステーションホテルでも特に人気が高い部屋です。
新しくなって、お客様の流れも変わり、レストランやバーがホテルの中に10店舗あることから、宿泊しないお客さんもレストランを目的に来る人が非常に多くなっています。
丸の内駅舎も含めて、最近は観光で東京駅を訪れる人が多くなっています。東京駅全体が、目的化してきています。
東京駅には、近年様々な商業施設がオープンしてきています。東京おかしランドは、有名お菓子メーカー3社のアンテナショップです。
そして、構内にある駅ナカ施設、エキュート東京もその一つです。弁当屋お土産を売る全国の有名店、31店舗が軒を連ねています。
運営するのはJR東日本グループのJR東日本ステーションリテイリングです。
東京駅リニューアルオープンから、やがて半年になりますが、エキュート東京でもなにか仕掛けていく必要性がありました。
つまり、なにか違うことをやっていると、客の足を止めるきっかけになり、「何だ 何だ?」と店の中にお客を集めていくことです。
そのヒントとなるのが、3月16日にデビューする秋田新幹線の「スーパーこまち」号です。
その絶好の機会を逃さないために、JR東日本ステーションリテイリングの担当者は、3月上旬に東京駅の会議室にエキュート31店の担当者を集めました。
そこで、担当者は春のキャンペーンを展開することを伝え、全店舗にスーパー小町のデビューに合わせたキャンペーン商品の開発を依頼しました。
3月16日のスーパー小町のデビューの日には、多くの鉄道ファンも押しかけました。エキュートでも入り口に本物の桜の枝と花を飾ったり、各店に協力依頼されていた東京駅限定の春の新商品が店頭に並びました。
それらは、銘菓禄兵衛の「三色だんご 147円」、つばめグリルDELIの「ハンバーグ・春野菜弁当 700円」などです。
午前8時に開店すると、客足は順調で、次々とキャンペーン商品も売れていきました。