和洋スイーツ 大丸東京店デパ地下 B1

大丸東京店の地下1階のほっぺタウンには、和洋のスイーツ店が勢ぞろいしています。

1回にも従来の和洋菓子店がありますので、デパ地下と1階を合わせるとスイーツグルメにとってはパラダイスのような布陣になっています。

パパブブレ  (キャンディ)
奇妙なことに、大丸東京店の公式サイトのフロアガイドにはパパブブレが掲載されていません。

デパ地下では、かなりの行列店となっているのにです。

経営母体は不明です。

パパブブレの公式サイトはあるのですが、これがまた情報がとても少ないのです。

発祥地は、スペインのバルセロナだそうです。

バルセロナの金太郎飴の店とも日本人観光客の間では言われているようです。

バルセロナ伝統のあめ細工の技術と客を楽しませるパフォーマンスを取り入れている今までにないアート・キャンディ・ショップだそうです。

ただ、口の中で溶ける食感や上品な甘さは日本人向けに調整されているそうです。

パパブブレがこだわっているのは、光沢だそうです。つまり、キャンディのツヤです。

それで、宝石のようなキャンディといわれるのが誇りのようですが、その前に味は?と思いたくなります。

つまり味より見かけを重視したキャンディのようです。

キャンディの種類は、リンゴ、イチゴ、アセロラ、キウイ、パッションフルーツ、洋なし、ライム、ぶどう、もも、パイナップル、さくらんぼ、オレンジなど多くあります。

パパブブレのキャンディ

ラ・テール セゾン  (スイーツ)
大地の菓子 「ラ・テール」のお店です。

お店は、東京世田谷区の池尻にあります。

1996年に世田谷区の三田で最初はオープンしました。

中村一平という方がグラン・シェフだそうです。

グラン・シェフとは大仰ですが、ラ・テールには多くのブランドがあります。

「大地のパン ブーランジェリー ラ・テール」、「大地の菓子 テラ・セゾン」、「職人の手業 アルティザン・テラ」、「自然派レストラン ラ・テールメゾン」などがあり、それぞれにシェフがいますので、統括するのが中村グラン・シェフということです。

ラ・テールとはフランス語で大地という意味ですが、お菓子の素材は大地の恵みであり、自然の食材にこだわり、できるだけ無添加を心がけているそうです。

ラ・テールを代表するお菓子は、「お米のロールケーキ」、おすすめセットの「ウ・オ・レと酪」、大地のプリン「ウ・オ・レ」、チーズケーキ「酪」、「酪円菓らくまどか」、「かぐや姫」、無添加はちみつバウムクーヘンの大地の樹、焦がし生バウムなどがあります。

ベル アメール  (チョコレート)
チョコレート専門店で、公式ホームページもあるのですが、経営母体についてはなんの記載もありません。

どこが経営しているのかの情報を出すも出さないも自由ですが、気味が悪い気がします。

公式ホームページによると、同店のシェフショコラティエが目指したものが、気温や湿度差が激しい日本に合うショコラだそうです。

そのため、温度、湿度を厳密に管理されたショコラ専用のアトリエで作っているそうです。

また、四季折々の日本の季節に合わせて、旬の食材とショコラを組み合わせて作っています。

秋冬ショコラでは、高品質のカカオ豆を使用しているビターガナッシュの「ベル アメール」、紅茶アールグレイのガナッシュをミルクチョコレートで包んだ「アールグレイ」、フランスのラム酒でフランベしたレーズンが入っている「レムレザン」、ローストしたノワゼットクリームのミルクチョコムースの「プラリネノワゼット」などがあります。

ショコラマカロンは、ガナッシュを挟んだマカロンで、「プラリネ」、「ショコラ」、「フランボワーズ」、「エスプレっしょ」、「キャラメル」、「シトロン」などを揃えています。

ショコラウィッチは、サブレでチョコレート入りのクリームを挟んだもので、「安納芋と林檎」、「キャラメルアプリコット」、「ビター」、「フランボワーズ」、「抹茶」、「バニラチェリー」などがあります。

ベル アメール ガトー&パレショコラM

クラシック コロンバン  (スイーツ)
原宿スイーツや伝統フランス菓子のコロンバンのショップです。

コロンバンの創業者は、1915年に宮内省の大膳寮員として、天皇や皇族のお菓子、アイスクリームなどを作り、1924年のコロンバン創業後は、洋菓子界唯一の宮内省御用達となり、今日にいたっています。

ショートケーキも創業者の門倉國輝氏が、本場の製法を取得し、その知識と経験を生かして創りだした日本独自のケーキです。

クラシック コロンバンは、コロンバンの新ブランドです。

「どこか懐かしく温かい、とっておきのレシピ」をコンセプトに、クラシカルな伝統フランス菓子とトレンドを兼ね備えた最新スイーツを取り揃えています。

他のコロンバンの店舗でも入手できないスイーツを紹介します。

「想い出のモンブラン」は、アルミホイルの中にモンブラン生地の絞り、それを焼き上げてクリームを乗せています。フランス産と熊本産の栗の渋皮煮入のクリームで、創業当時の味を再現しています。

「クラシックショコラ」は、フランスで名高いチョコレートメーカーの「ヴァローナ社」のショコラ「マンジャリ」を使い、アルマニャックを加えています。

「ロムロム」は、サバランの一種で、創業当初のサバランを再現しています。ラム酒は当時のものとは異なりますが、ディロンのトレヴューラムを使っています。

「苺のショートケーキ」は、ヨーロッパで普通に使われているセンガセンガナと言う品種を使用しています。

コロンバンのスイーツ

Qi To Wa  (チーズケーキ)
公式ホームページにアクセスすると、いきなりナレーションが始まります。

今時、いきなり音が出るホームページを作っているとは、インターネットの知識がないのも同然ですね。

一番やってはいけないことがいきなり音が出るサイトです。

音を出す必要があれば、閲覧者に選択のボタンを押させるべきです。

このナレーションがどうでもいい情報のナレーションですから、閲覧者のことを考えていない完全に自己満足の世界です。

サイト作成を請け負った会社もどんな会社なのでしょうか。

経営母体は、設立が2008年の渋谷区神南にあるD&Nコンフェクショナリー株式会社です。

「Qi To Wa」と言う店名は、新しい「喜」と「和」の意味だそうですが、これもよくわからない感じで、コンセプトとも言えるものではありません。

「和洋スイーツに鮮烈な風を吹き込む、1枚の究極。喜びやときめきを咲かせる、心の花のようなスイーツです。」だそうです。

これもふ~んという以上でも以下でもありません。

完全に自己満足の世界にハマり込んでしまった公式サイトです。

商品は、クリームチーズに北海道産十勝カマンベールのコクをミックスし、そのチーズをパウンドケーキでサンドしちゃいましたという「東京ぼーの」。

「東京リッチ」は、要するにチーズケーキです。

「チーズブラヴォー」は、小さめなチーズケーキです。

チーズブラヴォーの紹介ページでも、脳天気なナレーションが出てきます。ケッサクですから一度聞いてみると面白いと思います。マジで笑えます。

とことん駄目なサイトのサンプルです。

東京ラスク  (ラスク)
平成8年に設立された岩手県釜石市にある株式会社グランバー東京ラスクのフランド店です。

1996年に、今まであった「スイス亭」から「グランバー」に変更しました。

2000年には、工場をつくば市から岩手県釜石に移転しました。

2002年には、「東京ラスク」のブランドを立ち上げました。

現在では、東京に10店舗を始めとして、全国に20店舗以上展開しています。

東京駅には、大丸東京店の他には、一番街にもお店があります。

ラスクは、フランスパンをスライスし、溶かしたバターと種類に合わせたそれぞれの味付をします。

それをまた二度焼きします、ラスクの語源も二度焼きからきています。

バターは、北海道産の最高級品を使用しています。そのバターを薬60℃前後で温めると、上質な脂肪が上に溜まります。この上質な上澄みだけをラスクに使っています。

ラスクの種類は、ラスクの定番のシュガーラスク。
キャラメルベースにカリフォルニアのアーモンをのせたプレミアム・アマンドラスク。
香ばしいセサミと白ゴマを練りこんだセサミラスク。
アールグレイとオレンジの皮を練りこんだアールグレイラスク。
カナダのケベック州の良質なメープルを使ったケベック州メープルラスク。
コクのあるバターとガーリックのガーリックラスク。
エダムチーズとホワイトペッパー、ブラックペッパーのチーズペッパーラスク。
和テイストの和ラスク。
一口サイズのCoRoCoRoラスク。
甘酸っぱいはちみつレモン。
ココアパンのラスクにベルギーミルクチョコレートをコーティングしたしょこラスクなどがあります。

東京ラスクのラスク

アンリ・シャルパンティエ  (スイーツ)
設立が1969年の兵庫県西宮市にある株式会社アッシュ・セー・クレアシオンのブランド店です。

当初は、芦屋市で小さな喫茶店「アンリ・シャルパンティエ」として開業しました。

喫茶店でのテーブルデザートで出していたお菓子が評判になり、現在では、アンリ・シャルパンティエ 52店舗、シーキューブ 15店舗、マドモアゼルマカロン 3店舗、カジュ 1店舗 合計71店舗を擁する企業となったのですから大したものです。

アンリ・シャルパンティエは、フレンチテイストのスイーツショップ、シーキューブはイタリアンドルチェを専門としています。

急成長しだしたのは、1980年台ですから、バブル景気にものったのでしょう。

基幹ブランドのアンリ・シャルパンティエの店名は、フランス人の男性名で19世紀にクレープ・シュゼットを考案し評判となった料理人の名前です。

喫茶店であるアンリ・シャルパンティエは、、関西の高級住宅地芦屋で営業を始め、「クレープ・シュゼット」でまず評判となりました。

クレープ・シュゼットとは、フランスのスイーツで、熱いカラメルソースをかけたクレープに、オレンジじユースとリキュールをかけて、フランベするお菓子です。

客の目の前で、フランベして青い炎を見せれば、お客は大いに盛り上がります。

デパ地下のお店では、クレープ・シュゼットを販売していませんが、芦屋本店と銀座店では提供しているようです。

アンリ・シャルパンティエの有名なスイーツは、フィナンシェ、マドレーヌ、いちごのミルクレープ、タルト・フリュイ・アソート、ティケ・ティケなどがあります。

アンリ・シャルパンティエのスイーツ

麻布十番 豆源  (豆菓子)
創業が慶応元年、1865年の港区麻布十番にある株式会社豆源のお豆菓子のお店です。

初代の駿河屋源兵衛さんは、「豆屋の源兵衛さん」と呼ばれて、炒り豆を肩に担いでまたは大八車を引いて、江戸の下町で人気となっていたようです。

麻布十番に店を構えてからは、店先に大きな日傘を置いて目印となると同時に人気も得ました。

豆源の店舗は、麻布十番本店の他には、東京スカイツリー・ソラマチや全国のデパートにもあります。

豆菓子としては、定番の人気ナンバーワンは「おとぼけ豆」で、青海苔、きざみ海苔、海老の3種類があります。お土産や進物用にも必ずといって言いくらい選ばれる商品です。

女性に大人気なのが、「梅落花」。サッパリとした梅ジソ風味です。

おかきでは、高温の米油とゴマ油でカリッと揚げ、サッと塩をふっています。シンプルな作り方ですが、麻布十番本店では、実演販売もしており、マサイ豆源の看板の味として知られています。

豆源のお菓子は、大変多くの種類がありますが、豆菓子・おかき以外にもまんじゅう、せんべいなども人気があります。

せんべいには、青海苔、きざみ海苔、海老の3種類があります。

麻布十番 豆源の豆菓子

浅くさ中村屋 辻の花  (米菓)
浅くさ中村屋辻の花は、昭和22年創業の台東区浅草にある株式会社浅くさ中村屋のブランド店です。

創業者が、昭和22年に浅草馬道通りに個人営業の菓子小売店を開店しました。

昭和30年頃には、クラッカー式おかきの「和風クラッカー木の葉」を売り出しました。

この商品は、大当たりをして地元浅草をはじめとして、赤坂、築地等の花柳界でももてはやされました。

「浅くさ中村屋 辻の花」の位置づけがはっきりしませんが、東京観光の大スポット、浅草の浅草寺の北側の観音裏と称される辺りにある「みちびき 花の辻商店街」があります。

ここは今でも、江戸花街の賑わいと色香を残しているそうです。

この「花の辻」の名称を冠したおかきシリーズが、「浅くさ中村屋 辻の花」のようです。

おかきの種類は、醤油、海苔巻き、黒胡麻、味噌、昆布、岩塩、いか、山椒、生姜、ゆず胡椒、山わさび、落花生、ごぼう、黒豆、梅、抹茶、バジリコ・トマト、マヨネーズ、ごぼう、ラー油等があります。

お茶のお供の他にも、ビールやワインにも合うそうです。

浅くさ中村屋のおかき

西巣鴨 土佐屋  (芋ようかん)
昭和13年に創業の豊島区西巣鴨にある土佐屋小野商店のお店です。

芋ようかんといえば、舟和が有名ですが、こちらも長い伝統があるお店です。

初代の方は、田端にあった土佐屋で修行し、西巣鴨で「よろづや」として開業しました。

どういうわけで、よろづやから土佐屋となったのかは不明です。

芋ようかんとは、サツマイモを蒸した後、熱いうちに砂糖を練りこんだものを四角形の型に入れて冷やし固めたものです。

元祖は、浅草の舟和で明治35年の1902年に「舟和」として開業しました。

ですから、舟和の方が元祖でありお店の歴史も長いと言えます。

西巣鴨 土佐屋の商品には、いもようかん、栗むしようかん、水ようかん、練りようかん、あんこ玉、寒天などがあります。

大丸東京店で販売されているのは、いもようかんと水ようかんの2種類です。

土佐屋の芋ようかんは、芋を潰しすぎないことが特徴で、そのため舟和と比べても、芋の繊維や粒状感が少し感じられます。

甘さもかなり控えめにされており、芋本来の甘さが際立っています。

舟和の芋ようかんと土佐屋の芋ようかんを食べ比べてみても面白いと思います。

駒込 中里  (揚げ最中)
明治に東京・日本橋で創業し、関東大震災の後に大正12年に駒込に移転した中里菓子店のお店です。

看板商品の揚げ最中は、二代目の店主が考案したものです。

通常の最中とは、味も見かけも作り方も異なっているものです。

しかし、このことにより中里の最中は、特有の味となっています。

看板商品の揚げ最中は、最中の皮を胡麻油で揚げており、つぶ餡が挟まっています。川の塩味、胡麻油の風味、つぶ餡の甘みが他店では味わえない独特の風味をもたらしています。

南蛮焼は、沖縄産の黒糖で作っている黒蜜に粉を混ぜて焼き上げた皮に、あんを挟み込んだお菓子です。アンには、北海道産小豆と青えんどうのうぐいすあんの2種類があります。

また、店頭では焼き菓子として、「茶の友」、「うまみ寄せ」。「瓦せんべい」、「沖の花」、「かき餅」。「黒糖かりん」など各種取り揃えています。

なお、2009年4月23日のフジテレビ系の番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」では、榮倉奈々さんのお土産が中里菓子店の揚げ最中でした。

ダイヤモンド社 たかはし みきさんの 「東京23区 おみやげさんぽ」(2012年4月発売)では、揚最中が紹介されました。

日本橋 榮太樓總本舗  (金つば)
創業が安政4年の東京日本橋にある株式会社榮太樓總本鋪のお店です。

タレントの関口宏氏との榮太樓總本舗の顧問の方の対談では、榮太樓總本舗の方は、「老舗とはお客様が決める筋合いのもので、お店がそう称してはおこがましい」と言っていました。

確かに、同社の公式ホームページでも、老舗の文字は使われていません。

そういうお店が老舗なのかもしれません。

黒船が来航した頃の安政の創業です。初代は、井筒屋との屋号で屋台の菓子商をしていましたが、日本橋西川岸の現在地に店を開きました。

榮太樓という名は、初代の方の幼名だそうです。

初代の頃は、「甘名納糖」、「榮太樓飴」、「玉だれ」、「金鍔」などを作り始めました。

看板商品の「名代 金鍔」は、小豆の特徴を活用したアンを、小麦の薄い皮で丸く包んだ江戸の伝統菓子です。

「芋金鍔」は、鹿児島種子島産安納芋の焼芋を練り上げたものを使ったアンを使用しているお芋の金鍔です。

焼皮を残したさつま芋ダイスを入れています。

リッチな風味の安納芋の長所を損なわずに深みとコクのある味となっています。

栗金鍔発売以降、季節定番としておよそ30年ぶりに登場の新しい味わいです。

また、「甘名納糖」は、初代の榮太樓が創りだした正真正銘の江戸菓子の甘納豆です。

「榮太樓飴は、南蛮から伝わった細工菓子「アルフェニン 有平糖」に工夫を加えた初代からのロングセラー商品です。

「玉だれ」は、砂糖と焼味甚粉に、すり下ろした大和芋と本わさびをミックスし、求肥で包んでいます。

山葵を原料にする世界でも珍しいお菓子だそうです。

日本橋 榮太樓總本舗の江戸菓子

上野 岡埜栄泉総本家  (大福)
創業が明治6年の大福の上野駅前岡埜栄泉総本家です。

慶応、明治の初めに浅草駒形にあった「岡埜栄泉」が親戚に暖簾分けした五軒のうちの一つが上野の岡埜栄泉です。

それじゃ暖簾分けされた他の4軒はどこかというと、根岸、本郷三丁目、森川、竹早町でしたが、浅草駒形の本店も含めてすべて閉店して現在では存在していません。

上野の岡埜栄泉だけが生き残っているわけです。

上野の本店以外には、東京スカイツリーのソラマチ店、大丸東京店そして最近、大丸松坂屋東京店にオープンした3店があります。

看板商品は、大福ですが、「豆大福」は、国産のもち米を使っている生地に、北海道産の小豆アンを包んでいる同店人気ナンバーワンです。

「一粒栗大福」は甘さが抑えれれているこし餡に栗をまるごと入れています。

「よもぎ大福」は、国産のよもぎを生地に使用している大福です。

2012年に新製品として発売した「胡麻餡くるみ大福」は、餅生地にふんだんに胡麻をミックスし、アンは黒胡麻の風味が豊かなこし餡です。

その他には、季節の大福として「ずんだ大福」、「桃大福」、「苺大福」などがあります。

なお、大福以外にもどら焼きも有名で、新製品の「東京武蔵」は、蜂蜜がたっぷりはいったどら焼きの生地に、大納言粒あんと大きな餅が入っています。

上野 岡埜栄泉総本家のどら焼き・和菓子

日暮里 羽二重団子  (団子)
創業が文政2年、1819年の荒川区東日暮里にある株式会社 羽二重団子のお店です。

創業以来一貫して羽二重団子を作っているお店です。

明治の文豪にも愛されたようで、夏目漱石の「吾輩は猫である」、正岡子規の俳句、泉鏡花の「松の葉」田山花袋の「東京の近郊」、司馬遼太郎の「坂の上の雲」などにも出てくる銘菓です。

浅草松屋が常設デパートで、日本橋三越、新宿伊勢丹など都内の有名デパートや主要駅の売店でも販売されています。

そもそもは、初代の方が日暮里の音無川の芋坂で「藤の木茶屋」を店開きし、行き交う人々に団子を提供していました。

この団子が、キメが細かく羽二重のようだと評判になり、そのまま団子名と屋号になったそうです。

羽二重団子は、団子の光り輝く光沢とコシのある歯ざわりが特徴です。

米の粉を搗抜いて、それを丸くして平たく串にさしています。

種類は、昔からの伝統の生醤油の焼き団子、渋抜きこし餡の団子の2種類あります。

また、「しづくあん」と言うお菓子もありますが、これは、羽二重団子の独特のこし餡と生地種を、一滴のしづくに見立てて作られたものです。

深川 伊勢屋  (和生菓子)
創業が明治40年の東京都江東区富岡にある株式会社伊勢屋のお菓子のお店です。

現在地で喫茶店を併設した和菓子専門で製造販売する店を伊勢屋として開業しました。

関東大震災で被災しましたが復興しました。

昭和30年以降、独立分離出店する店舗が多くなりました。

現在では、下町の深川でだんご、大福、のり巻き、イナリなどを中心として商売をしています。

看板商品である団子、大福については、国産のもち米、上新粉を使用しており、アンは北海道産の小豆、砂糖はザラメを使っています。

そのため、当日製造したものは、当日に売り切り、消費期限も当日限りとなっています。

その他、贈答・お土産用として、生チョコレートをソフトなギュウヒでくるんだ「深川ちよこ」やご当地の門前仲町の名称から付けられている大納言使用の最中「もんなか」があります。

また、生キャラメルとクッキーから作られている「深川ロマン」など揃えています。

これらだけではありません。

甘辛テイストの「焼き団子」、甘塩っぱいスイーツの元祖である「塩大福」なども人気です。

赤坂 青野  (和菓子)
東京・赤坂にある赤坂青野です。

創業が110年以上にもなる和菓子の老舗です。

看板商品である「赤坂もち」は、三代目が考案したもので、もともとは餅ときな粉が別々で、餅にきな粉をつけて食べるものでした。

それを一つの器にいれて、一個づつ風呂敷包み方式にしたのが三代目です。

赤坂青野の先祖は、行商をしていましたが、駄菓子屋から大福、ぼた餅、羊羹などの甘いものを取り扱う餅菓子屋に転業しました。その際、お店も神田から五反田に移りました。

その後、五反田から赤坂に移転しました。

素材にもこだわっており、小豆は北海道で生産されたもの、大豆は遺伝子組み換えでない国産品、砂糖は黒砂糖で沖縄の波照間産、塩は小笠原の自然海塩を使用しています。

看板商品の赤坂もちは、胡桃と黒糖がミックスされたソフトな餅に、香り豊かなきな粉をまぶしたものです。

風呂敷に包まれたきなこ餅のスタイルは当店がはじめたものとされています。

のし餅は、赤坂の老舗料亭でも使用しているお餅です。当日の朝に餅をつき、翌日には柔らかい餅のまま提供しています。

焼き菓子の「一つぶ」は、蜜でゆっくりと含め煮をした栗を、丸のまま白あんで包んで焼いた栗饅頭です。赤坂もちに次ぐ人気商品です。

「粋な黒べい」は、赤坂の料亭の黒塀をイメージしたもので、クルミ入りの黒糖カステラを羊羹で包み、グラニュー糖をふりかけています。

≪11月29日(木)以降出荷予定分≫【内祝い】一ヶ重 市松(老舗和菓子セット)

東京ばな奈B1-STUDIO  (洋菓子)

東京土産の大定番である東京ばな奈のショップです。

東京ばな奈は設立が1978年の杉並区阿佐谷南にある株式会社グレープストーンのブランドです。

1978年に株式会社日本珈琲食器センターが設立されましたが、この会社が後のグレープストーンとなります。

同社は、その後和菓子や洋菓子の店を次々に出店して行きましたが、1991年に東京ばな奈を発売開始しました。

最近では、「ねんりん家」や「シュガーバターの木」などの人気店も展開しています。

2012年8月にオープンした大丸東京店デパ地下の「東京ばな奈B1-STUDIO」は、「キリンになった東京ばな奈」のメインショップとして出店しました。

キリン柄の制服のスタッフが配置されています。

取扱商品は、東京ばな奈「見ぃつけたっ」、東京ばな奈ゴーフレット、東京ばな奈しっとりクーヘンなどの東京ばな奈シリーズと「銀座のいちごケーキ」です。などがあります。

看板商品の東京ばな奈「見ぃつけたっ」は、ふんわりとしたスポンジケーキでバナナカスタードクリームを包んでいます。

東京ばな奈ゴーフレットは、特別に作られた生地でバナナクリームを挟んでいます。プレーンとチョコレートの2種類があります。

東京ばな奈しっとりクーヘンは、玉子をふんだんに使った3層のバームクーヘンです。

「銀座のいちごケーキ」です。は、イチゴの粒状感を活かしたカスタードとプレーンカスタード、2つのクリームをスポンジケーキで包んでいます。

東京ばな奈 ゴーフレット「見ぃつけたっ」

シュガーファース  (洋菓子)
東京ばな奈と同じ株式会社グレープストーンのブランド店です。

西池袋店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、近鉄阿倍野店、そごう横浜店、東京ソラマチ店などと出店しています。

看板商品は、シュガーファースでシュガーバターが溶け込んでいるウエハースというもので、これが基本のプレーンとなります。

シュガーファース ビトゥイーンは、ホワイトショコラを挟んだものです。

シュガーファース ショコラは、チョコレートが入っています。

ピンクファースは、ピンク色をした焦がしバターのウエハースです。甘酸っぱいイチゴとラズベリーのチョコレートとローズの香がします。

メゾン ダンドワ  (ベルギーワッフル)

ベルギーの首都ブリュッセルの有名な老舗お菓子屋さんがMAISON DANDOY メゾンダンドワとして世界でも初の海外出店として大丸東京店にお目見えしました。

日本での受け入れ会社は、「C’Select」と言う会社のようですがあまり情報がありません。

ダンドワは、大丸出店に際し、ベルギーの水は硬水で日本の水は軟水であるので、ベルギーと同じワッフルの提供は困難であるとの話もあったそうです。

そこで、ベルギー本店から職人と同じ機械を導入し、試行錯誤しながら日本でのベルギーと同じようなワッフルを焼き上げる努力を重ねたそうです。

それで、本店の味をすでに知っている日本の方々にも安心して食べられるよう微調整をしています。

本店でも、ワッフルを一度焼いたものをそのまま保管しておいて、注文が入ると履き直すことをしていますが、日本でも別な場所で焼いたワッフルを大丸東京店に運び込んでおき、店頭で焼き上げるようにしています。

看板商品の、角型のブリュッセルワッフルは、格子縞の入ったおなじみのベルギーワッフルですが、甘酸っぱいチェリーソースがかかっています。

丸型のワッフルは、リエージュワッフルと言い、生地の中にパールシュガーを入れて焼き上げ、表面はサクッとしていて、香ばしくバターの風味がします。

また、シンプルな形のビスケットもダンドワで代々受け継がれてきたもので、ベルギー伝統の味です。

メゾンダンドワのベルギービスケット

マミーズ・アン・スリール  (アップルパイ)
創立が平成7年の東京都文京区西片にある有限会社マミーズのアップルパイのショップです。

創立は文京区の本郷でしたが、翌年の平成8年には現在地に移転しました。

名古屋市、東京谷中に支店を開き、その後松屋銀座店、東部池袋店、ecute上野店、松阪屋上野店、東京スカイツリーソラマチ店の後に大丸東京店を平生23年月にオープンしました。

マミーズ・アン・スリールとは、フランス語でお母さんの笑顔といった意味があります。

そもそもこのお店は、手づくりパイとして子どもたちのお八つに作ったパイが出発点です。

看板商品のアップルパイは、自家製カスタードに信州・長野のリンゴがゴージャスに載せてられています。ホールとカットを選ぶことができます。

バナナパイは、生のバナナとカスタードがたっぷりです。レンジ等で温めるといっそう美味しくなります。

レモンパイは、フレッシュなレモンジュースを絞って入れており、甘くて酸っぱいさわやかなパイに仕上がっています。

アーモンドケーキは、ラム酒に漬け込んだ干しぶどうを敷き、アーモンドの粉100パーセントの生地をパイに入れ焼いています。甘さもそう強くないので子供でなくても楽しめます。

ショコラは、チョコレートをたっぷり使用しているガトーショコラです。甘さが抑えられたどっしりとしたケーキです。
アフタヌーンティーなどにもよく合います。

チーズケーキは、クリームチーズをふんだんに使用しているボリューミーなケーキです。甘さも控えめでどっしりとした味わいを堪能してください。

きのこのキッシュは、3種類のキノコを用い、玉ネチとベーコンを淹れています。お酒のアテとしてもピッタリで、繰り返し購入していただいている評判のキッシュです。

あんずかんは、季節到来の最初の信州産のアンズを糖蜜漬けにして寒天で固めています。かなり甘酸っぱい味がします。

浅草 おいもやさん興伸  (大学芋)
おいもやさん興伸は、明治9年、1876年に創業した東京都台東区駒形にある株式会社川小商店の屋号です。

浅草や巣鴨などの下町を中心に関東に13店舗展開しています。

創業者は、芋を作っている農家を救済するために川越から上京し、隅田川沿いの駒形に甘藷問屋「小川商店」を開店しました。

大学芋は、サツマイモを油で揚げて、糖蜜を絡めて作る芋菓子です。

大学芋は、対象の頃に東京の神田辺の大学生が盛んに食べていたためこのような名称になったと言われています。

また、昭和初期に、東大の学生が学費を稼ぐために、このような芋菓子を作って売ったのが大学芋だともいう説もあります。

それ以外にも大学芋を作っている会社の一つ、台東氷業の説によると東大の赤門前で三河屋と言うお芋を蒸かして売っている店があり、大正の初めに、蜜を絡めた芋を売ったのを大学生が名付けたそうです。

おいもやさん興伸の大学芋は、全国各地のお芋を集めて、その時期に一番旬のお芋に家伝の糖蜜を絡めていて、下町の代表的な味となっています。

スイートポテトも、お芋の本来の甘さを活かしておりウェット感があります。

芋ようかんは、高級サツマイモの食物繊維を残して作っています。

芋かりんとうは、鹿児島産のコガネ平を使用しています。

芋アメは、旨みが詰まったコガネ芋を伝統的なやり方でイモアメにしています。

東京謹製 八判鼓判  (どら焼)
創業が大正8年、1919年の大阪市中央区心斎橋筋にある株式会社長崎堂のどら焼きのブランド店です。

名称の通り長崎堂は、大正8年に長崎市千馬町に菓子店「扇正軒」を創業しました。

大正9年には世界大恐慌による不況で経営が悪化しました。

そこで、大阪の大阪の中央区大手通に合資会社長崎堂を起こし、再起を目指しました。

その後、本場長崎カステラだけでなく様々なお菓子を開発し発展してきました。

特に最近では、「黒船」、「然花抄院」などのブランドを積極的に展開しています。

東京謹製 八判鼓判もそのようなブランドの一つです。

八判鼓判は、どら焼きだけのお店です。

どら焼きだけで勝負するのですから、当然どら焼きには相当なこだわりがあります。

どら焼きの命はあんこですから、アンへのこだわりも半端ありません。

八判鼓判のどら焼きは、少し大ぶりの小判型で中に入っているあんこは、北海道十勝産のあずきと氷砂糖でできています。

また、皮の生地も国産の小麦と岩手県産の卵を使用しています。

大丸東京店のお店では、作りたてを提供するために、店舗に工房を併設して、一つづつ手焼きで作っています。