JPタワー キッテ(KITTE) 6F

JPタワー、キッテ(KITTE)の「日本のおもてなし」をメインテーマとしたレストラン街です。

フロアーコンセプトは、「楽しくてモダンなうまいもの屋」だそうです。

有機的な「楢」の壁面が特色で、落ち着いたぬくもりがある空間を目指しています。

なお、掲載している情報はオープン前の情報ですので、変更になる場合があります。

アルカナ東京KARATO  (レストラン&バー)
KARATOから推測すると大阪の心斎橋にあるフレンチレストランリュミエールのシェフ唐渡泰氏の店のようです。

同様の姉妹店は見当たりません。

唐渡シェフは、シェフであると同時に株式会社ケイクールの代表取締役社長でもあり総料理長でもあります。

香川県出身の唐渡氏は、「ジャン・ムーラン」、ミシュラン三つ星店「ラ・コート・ドール」などで修行し、神戸北野ホテルの料理長などを経て2006年にリュミエールをオープンしました。

その後、大阪難波に「リュミエール レスプリカ」を開き、同じく難波の「ダマン リュミエール」をプロデュースしました。

リュミエールは、グルメ雑誌の「ザガットサーベイ」や「ミシュランガイド」などにも取り上げられています。

JPタワーのキッテの「アルカナ東京KARATO」のコンセプトは、「楽しくてモダンなうまいもの屋」で、唐渡シェフの最新料理を居酒屋やイタリアンのノリで楽しめるそうですが、触れ込み通り気楽にいける店であるかどうかは分かりません。

2013年3月23日のフジテレビ系の「めざましどようび」では、「野菜の遊園地 アルカナ東京KARATOバージョン 2,400円」が紹介されました。60種類以上の野菜、様々な調理法で料理しています。実は、ソースも野菜で作っているそうです。

炭焼・寿司処くし路  (和食)
北海道札幌市にある株式会社マルシンカワムラのお店です。

札幌の地場チェーンの大手です。

ブランドとしては、炭焼炉端の「くし路」、炉端焼きの「隠れ家」、海鮮ダイニングの「空」があります。

「炭焼・寿司処くし路」は、北海道産の食材を用いて、寿司、刺身、炭焼料理などを北海道の板前が提供予定です。

炭焼と寿司の組み合わせるお店は、あまりないと思いますが、どんな具合のお店になるのでしょうか。

金華豚料理 平田牧場極  (豚肉料理 しゃぶしゃぶ・とんかつ)
創業が昭和39年、1964年の山形県酒田市にある株式会社平田牧場の店です。
牧場となっていますが、畜産、食肉加工販売、外食事業を行なっている会社です。略してヒラボクと呼ばれることがあります。

創業者の姓は、新田と言い、創業場所の地名もヒラタと関連がないようですが、なぜ平田牧場というのかは不明です。創業者が、食肉直売所をオープンしたのが最初で、これまた牧場ではないようです。

1971年に無添加ソーセージを開発し、1974年には平牧三元豚の開発をはじめました。
1988年から中国から金華豚を導入し、1993年に平牧金華豚の販売をはじめました。

現在では、直営の飲食店として「とんかつ豚肉料理平田牧場」、「平田牧場とんや」、「平田牧場とん七」、「四季旬菜豚肉料理平田牧場」、「HIRABOKU,CAFE」、「カントリー亭」、「炭火焼肉三元豚」などがあり、かなりの数の店舗を展開しています。

金華豚とは、中国浙江省金華地区の豚で、金華ハムで有名な豚のことです。頭とお尻の部分が黒い特徴があります。
平田牧場では、「平牧純粋金華豚」と「平牧金華豚」を生産していますが、平牧純粋金華豚の出荷量は、年間1,000頭以下で幻の豚とも言われています。「平牧金華豚」は、平牧純粋金華豚との交配種から特に、肉質を厳選したものです。

JPタワーの店では、このこだわりの金華の専門店としてをしゃぶしゃぶやトンカツとして提供します。

また、ご飯は山形のお米「つや姫」を使用し平田牧場の原点である山形の郷土料理も楽しめます。

「世界に冠たる奇跡の豚肉」の味をご堪能下さい。

3月20日に放送されたフジテレビの「めざましテレビ」では、「しゃぶしゃぶ 金華豚コース 1人前 7,500円 *2人前から」が紹介されました。
この料理が、金華豚を堪能するには一番よい料理だそうです。ちょっと高いですが。

平田牧場の金華豚

魚匠 銀平 丸の内店  (魚料理)
創業年は不明ですが、和歌山市にある株式会社湯川の魚料理店です。

姉妹店の「銀平」を近畿圏に7店舗、東京銀座に1店舗、中国上海に1店舗の計9店舗展開しています。

和歌山の漁港で仕入れして、その日獲れたてのお魚を使って料理しているそうです。

姉妹店である東京銀座店での売れ筋メニューランキングでは、1位が名物の鯛めし、2位が極上御造り盛り合わせ、3位が紀州箕島より里メバル煮付けとなっています。

銀座店のお昼の魚めしコースでは、御造里御膳、穴子重御膳、天ぷら御膳、煮魚御膳、焼魚御膳、海鮮丼御膳が2,000円以下で提供しています。

また、ちょっと高くなりますが御昼限定魚めし料理コース、御昼鯛めし料理コースもあります。

夜のお食事には、鯛めし料理コースがありますが、一品料理ではなくて、コース料理のみのようです。

また、自家製のせいろそばもあります。

JPタワーのお店も銀座店同様になるかどうかですが、参考になると思います。

銀平 銀座店

Mainland China 丸の内テラス 過門香  (中華料理・MAINLAND CHINA)
設立が1982年の東京日本橋にある株式会社ラムラの中華料理店です。

1980年に「日本橋亭」の第1号店を開業したのがスタートです。

その後、郊外型のかに専門店「魚貝旬菜かにかに」を皮切りに「味一献 土風炉」、「炭火串焼・十割そば 鳥元」、「和料理 うめあん」、「手造り Dining 蔵人」を次々にオープンしました。

2000年には、「中国大陸料理 過門香」を開店しました。

「Mainland China 丸の内テラス 過門香」は、この過門香の姉妹店となるようです。

「中国大陸料理 過門香」のキャッチフレーズは、「それは中国大陸を味わいつくす劇場」だそうです。

また、コンセプトは「世紀を越え、国境を越えて、五千年の歴史が誇る中国大陸料理を堪能していただきたい」だそうです。

中国大陸料理がどんなものなのでしょう。

普通、中国料理は、北京料理、上海料理などにジャンル分けされますが、通常では中国大陸料理などがあるはずがありません。

つまり、北京料理、上海料理などからいいとこ取りして出す、つまり普通にある日本式中華料のことなのでしょうか。

この辺については、公式サイトでも明確な説明はありません。

巨大な外食事業の会社の企画部門が、単に中国大陸料理とのキャッチフレーズで集客を図っているにすぎないと思います。

ちなみに「Mainland China 丸の内テラス 過門香」を紹介するJPタワーの文章は次のとおりです。

「旧東京中央郵便局の素晴らしい歴史的景観の継承と新時代のシンボル的建造物の融合を、「温故知新」をテーマに中国大陸料理で表現。故(ふる)き良き中国大陸の伝統料理と、新しきモダンな斬新メニューの饗宴。晴れの日のお席、接待、各種会合に最高のおもてなしを提供いたします。」

この文章の意味が解る方はいらっしゃいますでしょうか。

すでにコンセプトが破綻していると思うのは私だけでしょうか。

過門香の中華惣菜・スイーツ