むつみ屋は、北海道樺戸郡月形町に本店があり、関東や都内にも多數お店があるラーメンチェーン店です。
前述のように北海道の月形町に1996年に誕生しました。
創業者の竹麓輔氏が、大手の学習塾で管理職として働いていた時に、サイドビジネスでやっていたラーメン屋が盛況となったものでしたが、閉店セざるを得なくなりました。
しかし、閉店を惜しむ創業者の知人が援助の手を差し伸べてくれて、その結果1996年12月24日に北海道の月形町に『らーめん むつみ屋』を開業したものです。
その開店初日にラーメンを食べに来た客の数は、わすかに2名だったそうです。
ところが、開業して翌年の1997年、地域の道新スポーツが企画した「あなたが選ぶラーメン大賞」で見事受賞したのがすべての始まりで、勢いを得て道都の札幌にも出店を果たしました。
それからはトントン拍子に物事が進み、1998年神奈川県川崎市の溝の口に、本州最初の店を展開することができました。
その後も積極的にお店の展開をしてきており、ついには2011年現在で、全国13都道府県で、多數の店舗を誇るようになりました。
竹麓輔氏は、むつみ屋創業者として、マスメディア等からも気になる存在と意識され、2000年2月にはテレビ東京系列の『愛の貧乏脱出大作戦』に出演依頼が来るようになりました。
2000年6月には、株式会社ハートランドを設立し、この会社で北海道ジンギスカン専門店の「カルニチン堂」は言うに及ばず9つの飲食店ブランドを所有するまでになっています。
むつみ屋のラーメンスープは、骨・鶏骨・大量の香味野菜と北海道の水を用いてじっくり煮詰めて丁寧に作られたたスープです。
定番で看板メニューの「赤みそらーめん」と「白みそらーめん」は、1週間おきに交互に提供されています。
「赤味噌らーめん」は、油で炒めた玉ネギ、もやしガーリックの香りが特製の味噌仕立てのスープがたまりません。少し辛い味がいい意味で気になる赤味噌がもたらす独特で濃厚な味が楽しいラーメンです。
「白味噌らーめん」は、コトコト煮詰めいているスープの味を邪魔しない白味噌の持ち味が食べる人の期待に答えてくれます。赤味噌とは正反対のスタイルで柔らかなで濃厚な甘くて、それでいてかすかな辛さも感じられる味の虜になります。
「春豊らーめん」は、貴重で生産量が少ない北海道産小麦の「ハルユタカ」を丁寧に打った麺が自慢です。
ハルユタカ小麦独特のモッチリとした食感と口いっぱいに広がる風味を味わってください。同時にコクのある塩味のスープにトッピングとして大葉や練り梅を添えて食べると、異なった次元の味がするスープと変貌します。
「濃厚味噌らーめん」は、炒めた高菜と玉ねぎが、コクのある特製の味噌仕立てスープに面白い味を加えています。かすかに感じられる酒粕の風味も食欲を抜群にそそります。
「醤油らーめん」は、1996年の創業当時のレシピが再び世に現れたものです。リッチなしょう油のスープを打ち負かす、最強のイリコの風味が忘れられません。浮かべてある海苔とのコンビネーションも秀逸です。
「塩らーめん」は、トンコツ、チキンそして大量に投入される香味野菜を北海道の水でコツコツと煮詰めてできるスープが自慢です。このスープの特有のシャープさを実感できるのが塩らーめんです。
「北海道スペシャル北の恵みらーめん」は、長いラーメンの名称ですが、北海道を体感するにはこのラーメンでしょう。白味噌を入れたスープですが、一度飲んだら強烈に美味しいことがわかると思います。その理由は、スープにミルクが入っておりそのことにより、コクと風味が増しているからです。
「味噌キムチらーめん」は、辛いことは辛いのですが、単純に辛いだけでなく、スペシャルなキムチのタレと味噌味のスープが奏でる辛さ、酸っぱさ、美味さの調和が見事です。なお、お好みで一層辛口がお好みの方は、お申し付けください。
「お子様らーめん」は、子供でも食べることが出来る量のラーメンを提供しています。しょう油と塩の種類を選ぶことが出来ます。特にしょう油のラーメンは、子供でも食べやすい特別に作られているサッパリ感のあるスープが入っているラーメンです。
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