2012年10月13日の「出没!アド街ック天国」東京駅のランキング特集の最終回です。
今回は10位~1位です。
◯ 第10位 名店の逸品
あの味がここにも。
一度は食べたい名店の味。
東京駅ではそんな望みもかないます。
「東京炒飯」は、中華料理の名店、赤坂璃宮がプロデュースするお店です。
本店でも人気の高い「璃宮チャーハン清湯スープ付」1,000円などの炒飯メニューを専門とするお店です。
改札内地下、グランスタにある「リーゾカノビエッタ」は、自然はイタリアンで有名な恵比寿西の「リストランテ・カノビアーノ」が出すリゾットの専門店です。
一番人気は、カラスミの塩気が魚介の旨味を引き立てる「魚介とカラスミのリゾット」1,400円などの海鮮リゾットです。
改札外1階にあるのが、「京橋ドンピエールエクスプレスカレー」です。
本店は京橋の人気フレンチレストランの「京橋ドンピエール」です。
こちらでは本店でも評判のカレーだけを提供しています。「特製ビーフカレー」1,600円は、フレンチ仕込みの洗練された味わいです。
第9位 カメリア&オーク
大人の楽しみ。
東京ステーションホテルの中に構える2軒の名バーです。
カメリアはホテルの改装前から60年以上も前から愛され続けてきたバーです。
象徴だった「STATION HOTEL」のロゴもそのままです。
かつてあったフレンチレストラン伝統の「ビーフシチュー」2,580円も受け継ぎ、カジュアルなカフェ&バーに生まれ変わりました。
そしてオーセンティックなバー、オーク。
より大人好みなやすらぎの空間になっています。
シェーカーを振るのは、先のカメリアで50年以上もマスターを勤めたバーテンダーの杉本壽さん、71歳です。
ホテルの75周年の際に生み出したオリジナルカクテル「東京駅」1,200円も健在です。
ジンがさわやかな洗練された一杯です。
◯ 第8位 東京ラーメンストリート
名店が揃い踏みです。
地下1階の東京駅一番街にラーメン界の猛者たちが集結しています。
「蟹専門 けいすけ 北の章」、「塩ラーメン専門ひるがお」、「ジャンクガレッジ」、「麺処ほん田」、「らーめんむつみ屋」、「東京駅斑鳩」、「麺や七彩」、「東京六厘舎T」の8店です。
東京を中心に驚異的な売上記録を持つ行列店ばかりが勢揃いしました。
中でも桁外れな人気を誇るのが「六厘舎TOKYO」で、大崎にあった頃に200人の行列を作ったつけ麺店です。
豚骨やさば節などを炊きこんだ濃厚スープと極太麺の「つけめん」850円が多くのファンを魅了しています。
そのため、一日中行列が絶えませんが、唯一列ばずに入れる時間があります。
それは平日の開店直後の朝7時30分です。
モーニングつけ麺の「朝つけ」630円は、麺も細くスープもあっさり目で意外と受けるかもしれません。
◯ 第7位 五つ星ホテル
夢の様な時間です。
八重洲口の南側にある「フォーシーズンズホテル丸の内東京」は、10月11日で10周年を迎えた最高級ホテルです。
利用者の7割が海外からのビジネスマンで、ラグジュアリーな空間を満喫しています。
八重洲口の北側にあるのが香港発の五つ星ホテル「シャングリ・ラホテル東京」です。
プレジデンシャル・スイートにお邪魔すると、一泊200万円というこのホテルで最もラグジュアリーな部屋には各国のセレブも宿泊しています。
専用のトレーニングジムに上質を極めた明るいバスルーム、そして部屋専属のバトラー・執事がさまざまなリクエストに応えてくれます。
ファイブスターには最上級の安らぎが待っているのです。
◯ 第6位 限定土産
可愛さ満点です。
東京駅でよく目にする「限定」のポップ。
お土産天国の東京駅には、ここでしか買えない魅力的なおみやげ品がいっぱいです。
東京土産の定番、東京ばな奈も大丸東京店にこの夏、キリン柄を発表しました。「バナナプリン味 見ぃつけたっ」1,050円の中にはブリン味のクリームが詰まっています。
さらにもう一つ、エキナカのショップでは、キャラメル味のとら猫柄の「キャラメル味 見ぃつけたっ」を今月発表しました。
キリンととら猫が両方揃うのは、全国でも東京駅だけです。
◯ 第5位 八重洲地下街
頼りになります。
都内最大級の売り場面積です。
テーマは「なんでも揃う」で、およそ180店舗が集まる巨大地下街です。
近隣で働くビジネスマンにとっては、まさに何でも屋。
3分も歩けば、頭のテッペンから足の先まで必要な物をすべて揃えることができます。
スーツにシャツ、ネクタイ、バッグそして靴と豊富な品揃えで強力サポートです。
そして彼女の誕生日を忘れていた場合でも、「グリーンインテリア」など2軒の花屋さんがあなたの愛を守ってくれます。
◯ 第4位 東京ステーションホテル
生まれ変わりました。
日本唯一の駅舎の中のホテルとして、大正4年に創業しました。
赤レンガ駅舎の改修にともない、こちらもリニューアルオープンし、ヨーロッパのクラシックホテルテイストに統一されました。
「ドームサイド 1伯2名」56,594円の部屋から見渡せるのは、東京駅のドームの内側です。
ドーム内をよく見てみると、なぜか一部分だけ色が違う装飾があります。
実はここだけは創建当時のものです。
戦災を免れた当時のパーツをそのまま利用しています。
また、ここでは川端康成がかつて名作「女であること」を執筆しました。
そのため部屋にあるメモ帳も原稿用紙になっています。
◯ 第3位 駅弁
迷います。
鉄道旅に欠かせないものといえば、やはり駅弁です。
日々進化している駅弁ですが、中には厳選食材を使ったゴージャスな駅弁もあります。
風呂敷をほどけば、ご馳走パラダイスです。
東京駅駅弁コレクションの紹介です。
「品川貝づくし」900円は、4種類の貝がぎっしり入っています。
「吹き寄せ弁当 秋露のささやき」1,300円は、松茸ご飯で秋らしさ満点です。
「神田明神下 平次弁当」1,370円は、二段になっていて神田の料亭が監修しています。
「極撰 炭火焼き牛たん弁当」1,300円は、加熱式容器でホカホカに出来ます。
「深川めし」850円は、本場江戸前の味を再現しています。
「牛肉ど真ん中」1,100円は、米沢牛づくしで贅沢です。
「特製 幕之内御膳」1,300円は、東京、関西、名古屋の味が一度に楽しめる欲張り駅弁です。
「極附弁当」3,800円は、お米のコンクールで2年連続金賞に輝く「ひとめぼれ」など厳選食材を使用しています。
◯ 第2位 大丸東京店
エリア拡大。
10月5日に生まれ変わりました。
各階に新しい試みのショップが誕生しています。
中でも8月に大幅リニューアルを敢行したのが地下1階にある「ほっぺタウン」です。
その一角に現れたのが、肉食系にはたまらないお弁当エリアです。
名付けて「お肉の細道」です。
人形町の名店、「玉ひで」プロデュースの唐揚げ専門店「からっ鳥」や叙々苑のお弁当を販売しています。
中でも五反田の超人気店「ミート矢澤」は、今回が百貨店初進出です。
店の奥で焼くハンバーグの入ったお弁当、その頂点は9,600円の「極味弁当」です。
サーロインステーキに黒毛和牛ハンバーグ、シャトーブリアンステーキと肉づくしです。
ゴージャスすぎて目まいがしそうです。
◯ 第1位 赤レンガ駅舎
ついに復活。
戦後2階建てになった駅舎を5年かけ、創業当時の3階建てへと復原しました。
新しく取り替えられたレンガにもあえて古い感じを施し、趣を出しています。
地下部分も大幅に改築しました。
関東大震災にも被害を受けなかった強靭な赤レンガ駅舎ですが、新たに免震装置も設置されました。
駅舎を保存しながらの地下工事には、大変な苦労がありました。
350個のジャッキで駅舎を支えながら掘り進めた地下で発見されたのが、創建当時から駅舎を支え続けてきたおよそ1万本の松の杭でした。
90年以上も地中で駅舎を支えてきたにもかかわらず、ほぼ痛みがなかったそうです。
当時の技術力の高さに、作業員一同脱帽しました。
かつての名工たちの力と最新の技術力で東京駅は生まれ変わったのです。