2012年9月15日(土)放送のテレビ朝日系列「あさナビ」(出演:城島茂他)で、東京駅の大丸東京店のデパ地下グルメを放送していました。
工事中であったデパ地下の既存フロアーとリニューアルフロアの境目のところにある惣菜コーナーに新たに14店舗がリニューアルオープンしたものが主なレポートの対象です。
概要は次のとおりです。
先月22日にリニューアルオープンした大丸東京店地下食品街。連日大盛況の中、昨日新たに14店舗が拡大オープン!
東京駅に直結しているという立地を生かしお弁当に力を入れる、この日の拡大オープンで日本で最大規模となる55店舗、何と約1000種類以上の弁当が揃った!
大丸東京店重村武秀氏、「本日オープンしました14ブランドのこちらの売り場は、女性を意識した売場作りをしています。」
14もの新規オープン店は、佃煮の老舗やかまぼこの名店など、ヘルシー志向で女性のハートをとらえにいく。
その中に高級食材、湯葉を売りに新規出店するお店が。
湯葉を扱う店舗の店員、「買わなくても今日はいいので見るだけ見ていってください。」
激うま情報満載、大丸東京店デパ地下弁当戦争が始まっています。
お客さんの一人、「どれもこれも美味しそうで困っちゃいました。」
別なお客「何種類か買って、シェアしていただこうかなと思っています。」
東京駅に隣接する大丸東京店、その地下食品売り場は二本一の種類と店舗数を誇るお弁当売り場として生まれ変わった。
そんな社運をかけたプロジェクトを背負ったのは、重村武秀氏。
重村氏「今日でオープンして22日になるんですけども、お陰様で220万人のお客様に来店していただきまして、1日平均ですと大体10万人のお客様が来店していただいているということで、大変ありがたいと思っています。」
1981年の入社以来、30年間の食料品売場一筋。2000年以降は、大丸各店の食品売り場改装で成功をおさめてきた重村氏。
今回のリニューアルにはある思いがあった。
重村氏、「昔から弁当の大丸、お土産の大丸という定評をちょうだいしておりました。お弁当日本一、それからお土産日本一と言う座を不動のものにしたい。」
2007年に東京駅の中にグランスタが誕生。改札から出ることなく買い物ができるエキナカの人気が上昇。
弁当を買い求める客の争奪戦が増している中での重圧のかかる任務。
エキナカの魅力に負けない売り場にするには、どうすれば良いのか、悩みに悩んだ末出した答え、それは?
重村氏、「お弁当の実演ですね!」
こだわったのは、店内に厨房を設けたこと。通路から実際に調理をしている様子を見せ、実演販売を行う。
重村氏、「食品売り場というのは楽しくなくてはいけない。一番いいのは五感に訴える売り場。お肉を焼くジュッという音。それから匂い、祝人さんが焼いている姿、要は目で見て、匂いを嗅いで、音を楽しむ、五感で楽しむ売り場を今回ぜひ作りたくて」
そんな五感に訴えるお店の一つが、百貨店初出店となる親子丼の名店、玉ひで。
目の前で揚げるから揚げは、ニンニクや生姜などのスパイスを一切使わず、味付は塩のみで勝負した。
それが、から揚げ弁当900円。
さらに重村氏は、客層に注目し、新たな試みを形にした。
重村氏、「特に私どものお店は、4割近いお客様が男性のお客様なんですね。男性のお客様に向けて、何かメッセージを送れるようなお弁当はないかということで考えたのが、お肉の細道という通りでございます。
お肉メインの弁当を扱うゾーンを作るというのは、デパートで初の試み。出張や帰宅途中のサラリーマンなどを狙ったとはいえ、大きな賭けだった。
結果は、大成功!重村氏は賭けに勝った!
それではここで、大丸東京店で売上の多かった人気店を紹介! (大丸東京店発表8月22日~31日集計)
◯ 第1位 ミート矢澤
デパ地下55店舗の中で、栄えある第1位はミート矢澤です。
お客、「出来たての美味しいところをいただけるということで、息子が育ち盛りなのでボリュームのあるところを・・」
堂々の1位に輝いたのは、百貨店初出店のミート矢澤。このお店でダントツの売上を誇るのが「黒毛和牛ハンバーグ弁当」1500円。厳選黒毛和牛100%で、湧き出す肉汁が食欲をそそります。
そしてミート矢澤で話題を集めたのが、「極味弁当」。お値段何と9600円! A5ランク最高級黒毛和牛のサーロインステーキ、ハンバーグ、シャトーブリアンステーキの3種類のお肉堪能できる。
ミート矢澤の店長、「ここまで?というくらい好評でして、連日売り切れる日が出ています。」
◯ 第2位 牛たん かねざき
客の一人、「出張で来ました。テレビで観まして、絶対買って帰ろうと思いまして。」
笹かまぼこの老舗が、牛たん弁当で百貨店初出店。そしてかねざきの一番人気が「厚切り牛店ステーキ弁当」1480円。
牛たんの一番柔らかい希少部位だけを分厚く、贅沢に使った絶品弁当。
鐘崎の店員、「一頭からわずか2食分しか取れない、6枚しか取れない牛たんを使っています」
こちらの「厚切り牛店ステーキ弁当」は、1日平均370個を販売し、過去には多い日では1日670個も売り上げた。
◯ 第3位 まい泉
このまい泉の定番といえば、「ヒレかつサンド」777円、柔らかいヒレかつと甘みのあるソースが絶品の一品。
オープンからおよそ3週間、心もお腹も満たしてくれる空間を作った重村氏。
その弁当売場には更なる進化が仕掛けられていた。
番組スタッフ「この売場はどのようなスペースですか?」
重村氏「14日にオープンする14の店舗が集まった売り場です。8月22日にオープンした売り場は、男性の方に焦点を当てた売り場でした。14日にオープンするこの売り場は、女性の方をtがターゲットにしたので、ぜひ来ていただきたい。」
そして昨日、ついに14店舗がオープン。各店舗しのぎを削る女性目線のお弁当。
おすすめは、こちら。
富惣の店員「女性に人気のカレイの西京焼と合鴨が入った二段のお弁当になっていまして、女性にピッタリのお弁当になっています。」
富惣魚道楽の「かれいの西京焼2段弁当」787円は、身の柔らかいカレイの西京焼と合鴨のロース、少なめご飯、見た目も可愛く仕上げ女心をくすぐる。
佃浅の店員「一番のおすすめは、メロカマ照焼弁当になっています。お魚の脂はヘルシーなんで女性のお客様に多く買っていただいています。」
佃煮の老舗、佃浅からは、「メロカマ照焼弁当」1365円が女性に人気の白身魚と彩り豊かな付け合せで少しづつ色々食べたい女性に人気。
そんな中奮闘する女性店長がいた。宇豆基野の大丸東京店長の蒲原尚子さん。
足立区北千住で湯波の製造を料亭を運営する宇豆基野。
入社4年の蒲原を大丸東京店の店長に大抜擢したのは、自慢の高級湯波を使った弁当で新たな販路を築きたいという女将さんの三国晴美さんだった。
三国さん「本当に若くて、ピチピチな見た目そうなんですけどものすごく吸収力があります。前に前に進むことの力は人一倍あります。大丸東京店に出店できるのは、この蒲原がいるからだと思います。」
他店との競争に勝たねばならない、重責を担う蒲原は料理長らとともに研究を重ね、弁当13種、惣菜50品目をした。
その中で、勝負に出る弁当があるという。
鎌原さん「湯波野菜丼です。500円相当の湯波が入っています。こちらの湯葉野菜丼は750円なのでとてもお買い得です。」
高級料理店に卸す湯波を丼にのせ、さらにしいたけ、レンコン、ナスなどの8種類の野菜をのせたその名も湯波野菜丼750円。
女性向けヘルシー路線を打ち出した蒲原。赤字も辞さない覚悟で勝負を挑む。
蒲原さん「私たち全身全霊で売りますので、アピールして。」
多くの人にここの湯波を食べてもらいたい、そのためには絶対に失敗はできない。
果たして蒲原の思いは客に響くのか。
昨日午前8時。新規開店に向けて慌ただしく準備を進める宇豆基野の蒲原尚子店長。
一方売り場を取り仕切る大丸東京の仕掛け人、重村も忙しく各店舗の準備を見て回る。
そして、ごぜ10時のオープンとなりました。新規オープンの14店をめがけてやってくる女性客も多い。
その中で、蒲原の宇豆基野は、午後9時にな利、営業終了、その売上は?
蒲原店長「約1000個近くご用意しました。全てではないがほぼ完売しました。湯葉野菜丼の売れ行きは、本日100個用意しましたが、全て閉店の2時間前に完売したことに大変嬉しく思っています。」
そして仕掛け人、重村氏の狙いだった女性客の反応は。
重村氏「女性のお客様が来店いただいて嬉しいですね。狙い通りというか、ぜひ来店していただいてご満足いただけるような品揃え、売り場作りをしているつもりなので、みなさんのご来店を心よりお待ちしています。」
大丸東京店のデパチカ、ほっぺタウンは10月5日、スイーツコーナーの開店でその全容を見せる。