駅弁

東日本の駅弁No.1を決める「東日本駅弁総選挙 駅弁味の陣」で駅弁大将軍に輝いたのは「牛肉どまん中」

平成25年1月10日に放送されたニュース番組「スーパーJチャンネル」で駅弁の特集がありました。

東日本の駅弁ナンバー・ワンを決める総選挙が行われ、特上の牛肉弁当や豪華海鮮弁当などが大集合しました。

果たして絶品駅弁の頂点に輝いたのは、どの駅弁なのでしょうか。

東京駅の「駅弁屋 祭」

鉄道ブームの中で、今駅弁も大人気です。東京駅の中にある「駅弁屋 祭」でも駅弁が飛ぶように売れています。

お客さんのお目当ては、北は北海道から南は九州までズラリと揃っている名物駅弁です。

東京駅には、周辺のビジネスマンなどの客だけでなくいろんな地方の方々が、旅行や出張でも来ています。自分の出身地を懐かしんでその地方の駅弁や電車好きの孫などへのお土産として新幹線型の駅弁を買ったりしています。

峠の釜めしなどの老舗の駅弁や工夫をこらした新作駅弁など、駅弁屋祭では170種類以上を取り揃えています。

懐かしい味や絶品の味を求めて多くの客が押し寄せている中に、外国人観光客もいます。日本の駅弁は外国人にも大人気です。

日本が大好きというオーストラリア人観光客が選んだのは、北海道の「いくら石狩鮨 980円」と香川の「たこ飯 1200円」でした。

駅弁屋祭では、多い時には1日に2万個以上も売れています。

中には贅沢に大人買いする人もいて、「松坂でアツアツ牛めしに出会う!! 1380円」や「峠の釜めし 1000円」を買い、松阪牛の方は帰りの電車の中で食べ、峠の釜飯は家に帰って食べるそうです。

東日本駅弁総選挙 駅弁味の陣

こうした中、先月あるイベントが開催されました。その名も「東日本駅弁総選挙 駅弁味の陣」です。

1都15県から、東日本の名物駅弁55種類が参加しました。

味はもちろん、彩り、旅情感などをポイントにお客さんが投票し、頂点に輝いた駅弁には、「駅弁大将軍」の称号が与えられます。

東京駅構内の「駅弁屋 祭」で特に人気だったのは、主に次の駅弁です。

牛肉どまん中と米沢牛炭火焼き特上カルビ弁当

「牛肉どまん中 1100円」は、駅弁の大定番です。

しかし、米沢牛の駅弁には、「米沢牛炭火焼き特上カルビ弁当 1500円」が出てきており、米沢駅でも大人気です。昔からの松川弁当の味だからこれ買っていこうというお客さんが多いそうです。

松川弁当店は、創業明治32年、1889年の100年以上も牛肉にこだわってきた老舗です。

米沢牛炭火焼き特上カルビ弁当は、最上級A5ランクの米沢牛を贅沢に使った極上駅弁で、職人手さばき割いた牛肉を一枚一枚炭火で炙って、米沢の魅力を駅弁に詰めたものです。

ガスを使わずに炭火など手間をかけて作るため、1日400食しかできません。

海鮮駅弁

海鮮駅弁は、具の種類も豊富で中高年にも大人気です。

岩手県からは、三陸海岸の絶景をイメージして、ウニやイクラなどをふんだんに盛り込んだ海鮮駅弁などです。

特に人気なのが、盛岡名物の「うにめし 1000円」と平泉名物の「平泉うにごはん 1000円」です。

三陸海岸の絶景をイメージした「うにめし」のフタを開けると、ウニとカニ、錦糸卵の色鮮やかな食欲をそそるうにめしが登場します。

ご飯を覆いつくすウニは、何と45gもあり、三陸の海を思い起こさせてくれます。

SLばんえつ物語弁当

そして、新潟県からは、「SLばんえつ物語弁当 950円」が投入されました。

この駅弁は販売場所が変わっていて、JR磐越西線の新潟~会津若松間を走るSLばんえつ物語号の蒸気機関車の車内で売られています。

15年前にSL復活記念として作られた特性駅弁で、昔ながらの素朴な味わいが好評で、昭和の懐かしい味がすると好評で、連日売り切れてしまいます。

この名物駅弁を購入する裏技があり、SL磐越号で新潟を出発し、新津駅に停車すると駅のホームの売店で買うことができます。

鉄道ファンや昭和を懐かしむ客で大盛況です。

磯の漁火

また、もうひとつ新潟県上越市からは、駅弁業界が注目する名物社長のホテルハイマートの山崎氏です。

冬の日本海は海の幸の宝庫であり、新鮮な魚をふんだんに使った絶品駅弁を考案し、前回の大将軍に輝きました。

今回の駅弁選挙に投入してきたのが、佐渡のサザエや日本海名産の塩スルメを使用し、コシヒカリのおにぎりが入っている「磯の漁火 1150円」です。

富士山の駅弁

さらに新作駅弁として、山梨県からは世界文化遺産登録を記念して、何と富士山をイメージしたアイデア駅弁が登場しました。

「富士満彩弁当 1200円」です。

フタを開けると、富士山が飛び出す仕掛けがあります。

中身には、山梨のブランド豚のフジザクラポーク、山梨の名水で育てられた「甲斐サーモンの押し寿司」など山梨の味覚がぎっしり入っています。

「富士山鳥めし弁当 1000円」も、掛紙に美しい富士山が描かれ、フタを開けると富士山のデザインで中身が入っています。

山梨県産の鶏のつくねにそぼろ、照焼の3つの味が楽しめます。

東日本駅弁総選挙 駅弁味の陣で代将軍と副将軍を選出

さて、駅弁総選挙の結果は次のとおりです。

◯第1位 「牛肉どまん中 1100円」

ご存知米沢牛の黒毛和牛の薄切り肉とそぼろを一面に敷き詰めた贅沢な駅弁です。

◯第2位 「磯の漁火 1150円」

惜しくも2連覇は逃したものの、見事副将軍の座を獲得しました。

◯第3位 「東北新興弁当 ~第3段~ 1100円」

東北6県から自慢の絶品食材を集めた彩り鮮やかな駅弁です。

駅弁総選挙 駅弁味の陣で上位に入った駅弁のほとんどが東京駅でも買うことができます。


北海道 森町名産 イカメシ・いか飯・元祖!いかめし